キーボード操作

キーボード

キーボードは文字の入力はもちろんですが、画面操作にも使用されるためパソコンを使用する上では絶対に欠かせない入力装置です。

え?キーボードって文字入力ぐらいしか使わないんじゃないの?

実は画面の操作はマウスだけではないのです。
キーボードを使用した画面操作はマウス操作より遙かに効率が良いのです。

とまぁ、いきなりちょっと難しいことを言ってしまいましたが、キーボードを使用した画面操作は上級者向けです。
まず初心者のうちはキーボードを見ながらでも良いので、文字の入力ができるようになることを目標にしましょう。

というわけでパソコン初心者のうちにキーボードの使い方について勉強することは以下の通りです。

初心者が覚えること

  • 文字入力ができるようになる
  • 文字キー以外のよく使うキーを覚える
  • 簡単なショートカットキーを覚える

初心者のうちは無茶苦茶なキー配列でこんなの絶対覚えられないよ!!!と思ってしまうかもしれませんが、全く心配ありません。
キーボードを見ずに文字入力をするスキル「タッチタイピング(ブラインドタッチ)」ができるようになりたいと思わない限り無理に覚える必要もありませんし、よく使用する必要なキーだけ覚えてしまえば良いのです。

このページでは、これらを中心に簡単に解説しますが、一部覚えておくと便利だよ~といったものについても解説していきます。
私はタイピングゲームでは大体何をやっても割と上位に食い込むタイピングのプロ(自称)なので、参考にしてみてください。

見出しに初心者マーク(🔰)が入っているものは確実に覚えておいてもらいたい操作です。
もし解説している内容がご自身で知っている内容であれば飛ばしてしまっても問題ありません。サクサクっと次の操作方法を覚えちゃいましょう!

🔰 キーボードについて

テンキー付きキーボード

あまり説明することもありませんが、これがキーボードです。ちなみにこれは私が愛用している比較的リーズナブルなキーボードです。
キーボードにも様々な形だったり、ゲームに特化したキー配列だったり、打鍵感(キーを押した感触)にこだわったものがあったりしますが、この形が最もポピュラーかつシンプルな形状です。
もう少しコンパクトにしたいならテンキーなしのキーボードもありますヨ。
家電量販店のキーボードコーナーで実際に触ってみて、ビビッときたものを相棒として選んであげたら良いでしょう。

🔰 ホームポジションについて

ホームポジションとは、文字入力を行う際のキーボードに置く指(手)の初期位置のことを指します。

私個人としてはパソコンなんて使えりゃいいじゃんという思想の持主ではあるのですが、せっかくパソコンを始めるなら、キーボード入力についてこだわってみても良いでしょう。
というのも、微々たるものではありますが、キーボード入力で変な癖がついてしまうと入力速度に影響が出てしまうからです。
全てのキーを人差指で入力するのも微笑ましい光景で好きですが、すべての指を駆使して正しいキー入力ができるよう、ホームポジションについて徹底してタッチタイピングができるようになってみましょう!
ちなみに私は変な癖がついてしまった一人ですが、それでもそこそこのスピードで打てています。

ホームポジションの位置

上述で少し触れましたが、タッチタイピングといってキーボードを見ずに入力できる人っていますよね。
タッチタイピングができる人は、必ずホームポジションを意識しています。
キーボードの [F]キー[J]キー注目してみましょう。ほとんどのキーボードは、FとJにだけ突起物や他のキーと比べて何らかの変化があります。
タッチタイピングができる人はキーボードを見なくても感覚である程度の場所を把握していますが、入力する前にサラッとキーボードの上を撫でてこの突起物を探しています。

人差指を置く場所にポッチがついている

この [F]キー[J]キーに左手と右手の人差指を置いてみましょう。
これがホームポジションです。

↓ 手タレ:私 ↓

左手の位置(人差指がFの上にある)
右手の位置(人差指がJの上にある)

文字を入力したらすぐにこの形に戻る!まずはこれを意識しましょう!!

ホームポジションにおける運指について

さて、ホームポジションの位置はわかりました。次に指をどのように動かせば良いかです。
というわけで、一般的なキーボードにおける運指表を作成したのでこれを参考にしてください。

キーボードの運指表

左手エリアと右手エリアで分けてあります。各指が担当するエリアはご理解いただけたでしょうか?

タッチタイピングの昔からある練習方法として、キーボードを直接見ずにこの表を見ながらキーを打つというものがあります。
よくあるタイピングゲームでは練習モードとして画面にこの表が表示されていて、キーボードを見ずに打つ練習をすることができます。
私もこれでタッチタイピングを覚えましたので、楽しみながら文字入力速度を鍛えることができます。

タッチタイピングを目指す必要がない方でも、入力の際はこの指使いを意識してみてくださいね。

🔰 キーの入力について

日本語用のキーボードはローマ字入力、かな入力に特化したつくりになっています。
初心者のうちは日本語入力とアルファベット入力の切り替えであたふたしがちですが、以下の項目だけ覚えておけばOKです。

ローマ字入力?かな入力?基本的にはローマ字入力がオススメ!

結論としてローマ字入力をオススメします!

速記などのタイピングに超スピードを求められるタイピストを生業としている方は別として、かな入力はあまりオススメしません。
ローマ字入力の方が圧倒的に楽ですし、メリットがあります。その理由は以下の通りです。

メリット

  • 世間的には圧倒的にローマ字入力者の方が多い
    入力でわからないことがあったとき他人に聞ける
  • 覚えるキーの数がかな入力に比べ圧倒的に少なく習得が早い
    ローマ字入力ならアルファベット26キー+記号等だけで良い

かな入力はダメなのか?と言われると、かな入力も極めれば超スピードで日本語入力が可能になるというメリットがあるため、別にダメというわけではありません。ご本人が良いというのであればもちろんかな入力でも良いでしょう。
しかし、ローマ字入力であればアルファベット26キーの場所を覚えるだけで良いのに対し、かな入力の場合は平仮名50キーを追加で覚えなくてはならないのです。それだけタイピングの習得には時間がかかってしまいます。
ってなわけで、覚えるキーの数が格段に増えてしまいますので、あまり初心者にはかな入力をオススメしたくないというわけです。

日本語入力とアルファベット入力の切り替え方法

日本語入力(全角英数入力)と、アルファベット入力(半角英数入力)の切り替え方は簡単です。
文字が入力できる状態(マウスで文字入力欄をクリックする等)で、キーボードの左上に「半/全」と書かれたキーを1回押せば入力方式が切り替わります。

入力切替キー

また、デスクトップ画面右下から現在の入力モードを確認することが可能です。
「A」と表示されていれば現在半角英数入力モードとなり、「あ」と表示されていれば全角英数入力モードであることがわかります。
「A」ならアルファベット、「あ」なら日本語となるのでわかりやすいですね。ちなみにこのマークを直接マウスでクリックしても入力切替が可能です。

画面右下から現在の入力モードが確認可能

🔰 よく使うキー

文字の入力はキーを見ればわかるけれど、このキーって何に使うの?っていうキー多すぎない??って感じる初心者の方は多いと思います。

その通りです!
なんかよくわからんキーが多いですよね。でもこれらのキーを使いこなせるようになると本当にパソコンの操作が楽になります。
初心者のうちは本当に必要なキーだけを覚えておけばOKですが、仕事などでパソコンの作業をもっと楽にしたい・スピードアップしたいというのであれば是非とも覚えてもらいたいキーがたくさんあります。

とりあえず初心者の方でも知っておいて損はない、よく使うキーを以下の表にさらっとまとめましたので参考にしてみてください。

よく使うキーたち

キー名読み方よくある使い方・使い道
Shiftシフト・主に他のキー・マウスと組み合わせて使用する
・文字入力時Shiftキーを押しっぱなしにして文字を入力すると大文字になる
・範囲指定する際に使用されることが多い
Ctrlコントロール・主に他のキー・マウスと組み合わせて使用する
・複数選択する際に使用されることが多い
Altオルト・主に他のキーと組み合わせて使用する
Tabタブ・次の入力欄に移動する
・Shiftキーと組み合わせると一つ前の入力欄に移動する
・インデント(文字の位置を揃える空白)を挿入する
Windowsウィンドウズ・Windowsのスタート画面が表示される
Delete(Del)デリート・現在のカーソル位置より右の文字を削除する
・ファイルやフォルダを選択した状態で削除を行う
Homeホーム・文字入力中に行の先頭にカーソルを移動する
Endエンド・文字入力中に行の最後尾にカーソルを移動する
矢印(アロー)・カーソルやじるしキー、カーソルキー・文字入力中のカーソルや選択中のオブジェクトを移動する
よく使うキー表

もちろんこれら以外にもキーはいくつかありますが、まずはこの辺から少しずつ覚えていけると良いですね。

🔰 テンキー

キーボードの上段でも数字の入力が可能ですが、キーボードの右側に電卓のように数字が並んでいる部分をテンキーと呼びます。
テンキーがついていないキーボードの場合、必要に応じて外付けUSB接続タイプのテンキーを使用すればOKです。

通常NumLock(NumLk)ランプが光っているときに数字の入力が可能で、ランプが消えているときはキーに印字されているようにカーソルキーとして機能します。
このランプの点灯/消灯は「NumLock」キーで切り替えが可能です。

テンキー

テンキーがついていないノートパソコンの場合、文字入力のキーにテンキー機能が割り当てられていることがあります。
この手のキーボードの場合通常NumLock(NumLk)ランプは消灯していますが、ランプが点灯しているとテンキーが機能してしまいます。
なんか文字を打つと数字が入って変な風になる!!といった場合はこれを疑いましょう。割とあるあるです。

ショートカットキー

覚えておくと非常に便利なショートカットキーを載せておきます。特によく使うものは赤字にしています。
初心者のうちはまだ覚えなくても良いですが、いずれ必要と感じる日が来ると思います。
パソコンに慣れてきてもっと操作を早く・簡単にしたいと思った時は、ショートカットキーのことを思い出してあげてください。

よく使うショートカットキーたち

ショートカットキー内容
Ctrl + A・すべて選択
Ctrl + C・コピー
Ctrl + X・切り取り
Ctrl + V・貼り付け
Ctrl + Z・元に戻す
Ctrl + Y・やり直す
Ctrl + S・上書き保存
Ctrl + F・検索
Alt + F4・プログラムの終了
Alt + Tab・アクティブウィンドウの切り替え
覚えておきたい厳選ショートカットキー

まとめ

これらをいきなりすべて使いこなすのは困難です。初心者のうちはひとつずつ丁寧に覚えていきましょう。
いずれはタッチタイピング(ブラインドタッチ)やショートカットキーを使いこなせるようになることを一つの目標にしておけば良いですし、意識してパソコンを継続使用していればこれらのスキルは勝手に身に付きます。
キーボードのショートカットキーとマウスを組み合わせることで、マウスひとつで操作したときと比較してとんでもないスピードで画面操作できるようになり、作業効率が爆上がりしますので、上達できるよう応援しています!