マウス操作

ワイヤレスマウス

マウスはパソコンを触ったことがない人でも比較的簡単に操作することができるため、すぐに慣れることができます。
ノートパソコンでマウスが付属されていない場合は代わりにタッチパッド等が用意されていますが、操作方法はほとんど同じです。

左クリックと右クリックでこんがらがっちゃう人もいますが、継続してパソコンを使用していれば体が覚えますので安心してください!

見出しに初心者マーク(🔰)が入っているものは確実に覚えておいてもらいたい操作です。
もし解説している内容がご自身で知っている内容であれば飛ばしてしまっても問題ありません。サクサクっと次の操作方法を覚えちゃいましょう!

🔰 マウスポインタについて

マウスポインタ

マウスポインタは画面上に表示される矢印マークのことで、マウスカーソルと呼ばれることもあります。
マウスを動かすとマウスポインタもその動きに合わせて動きますから、画面上の操作したい目標の対象物に向かって動かすことができればOKです。

🔰 左クリックについて

左クリック

マウスの左側を1回だけポチっと押してすぐに離す行為を左クリックと呼びます。

左クリックは主に対象に対して選択・決定の際に使用します。マウスでは最も使用する操作になるでしょう。

ちなみに クリック=左クリック という認識で間違いありません。
つまり、画面上に「クリックしてね!」というボタンがあったら、「ボタンに対して左クリックすればいいんだな~」ということがわかります。

左クリックを使ったテクニック

次に左クリックを用いたテクニックを紹介します。
どれも基本的なものですが多用することが多いので必ず覚えておきましょう。というか勝手に身につくと思います。

ダブルクリック

左クリックを素早くカチカチッと2回押すことをダブルクリックと呼びます。
主にファイルを実行する際(開きたい時)に使われます。

ドラッグ&ドロップ(どらっぐあんどどろっぷ)

マウスポインタを操作対象(ファイル・選択した文字列・画像など)の上に移動させ、マウスの左ボタンを長押ししながらマウスポインタを動かすと、操作対象を掴むことができます。この操作のことをドラッグと呼びます。
また、ドラッグ中に左ボタンの指を離すことをドロップと呼びます。
この一連の操作のことを ドラッグ&ドロップ と呼ぶので覚えておきましょう。

ドラッグ&ドロップ様々なシーンで使われることがありますが、主に操作対象を移動させたいときに使用します。
下図の例ではファイルをフォルダに格納しています。

ドラッグ&ドロップとはなんたるか

ドラッグ&ドロップはなんでもかんでもできるというわけではありません。
ドラッグ操作が可能なものに限られます。

🔰 右クリックについて

右クリック

右クリックは主に操作対象に対して操作の候補をメニュー表示させたいときに使われることが多いです。
「このファイルをコピーしたいな~、削除したいな~、名前変更したいな~」といった時に使うものと覚えれば良いでしょう。
下図の例では「てすと1」というフォルダにマウスポインタを重ねた状態で右クリックしました。
すると「てすと1」に対する操作の選択肢を表示させることができます。
このメニューのことを正式には「コンテキストメニュー」と呼びますが、大抵は「右クリックのメニュー」で通じます。

コンテキストメニュー

右クリックを使ったテクニック

次に右クリックよく使用される簡単な機能やテクニックを解説します。
どれも基本的なものですが多用することが多いので必ず覚えておきましょう。というか勝手に身につくと思います。

コピー

コンテキストメニューからコピーを選択すると、操作対象がクリップボードと呼ばれる目に見えない空間に一時的に記憶されます。
「貼り付け」と組み合わせることで操作対象を複製することができ、これをコピー&ペーストと呼びます。いわゆる通称コピペです。

コピー

基本的には1つまでしかクリップボードに記憶することができないため、他の操作対象をコピーまたは切り取りを行うと上書きされるので注意しましょう。
また、パソコンを再起動してもクリップボードの内容は消滅します。

切り取り(カット)

コンテキストメニューから切り取りを選択すると、操作対象がクリップボードと呼ばれる目に見えない空間に一時的に記憶されます。
「貼り付け」と組み合わせることで操作対象を移動させることができ、貼り付けを実行した瞬間に元の位置にあった操作対象は消滅します
また、貼り付け操作を実行しない限り元の操作対象が消滅することはありません

切り取り

基本的には1つまでしかクリップボードに記憶することができないため、他の操作対象をコピーまたは切り取りを行うと上書きされるので注意しましょう。
また、パソコンを再起動してもクリップボードの内容は消滅します。

貼り付け(ペースト)

コンテキストメニューから貼り付けを選択すると、クリップボードに格納されている貼り付け可能な操作対象指定した箇所に生成します
ファイルをコピーしたならばフォルダに対して貼り付けを行う必要がありますし、文字列をコピーしたならば文字入力欄に対して貼り付けを行う必要があります。
つまり、ファイルをコピーしているのに文字入力欄に対して「貼り付け」を実行するといったことはできません。

貼り付け

名前の変更(リネーム)

文字通り、操作対象となるファイルやフォルダの名称を変更することができます。
保存する際に誤った名前で保存してしまった時や、名前を変更したいな~というシーンで使いましょう。

名前の変更

名前変更の際は拡張子(かくちょうし)に注意

ファイル名の変更の際は拡張子の取り扱いに注意が必要です。

ファイル名は通常「test.txt」といった感じで「ファイル名.拡張子名」で構成され、この場合.txt のようにドットで区切られた部分を拡張子と呼びます。
パソコンはこの拡張子を基にどのプログラムで実行するかをあらかじめ決めているため、拡張子にあたる部分を変更してしまった場合はファイルが正常に開けなくなってしまう恐れがあります。
もし変更してしまった場合元の拡張子名に戻せば再度開くことができますが、基本的に拡張子は変更してはいけないものです。

Windows7以降、通常は拡張子が非表示になっていることが多いのであまり気にする必要はないかもしれませんが、ファイル名のドットから先は変えちゃダメなんだな~と覚えておきましょう。
ちなみにパソコン上級者のように拡張子についてきちんと理解していて、意図的に変更する分には問題ありません。

新規作成

マウスポインタを操作対象(ファイル・選択した文字列・画像など)の上に移動させ、マウスの左ボタンを長押ししながらマウスポインタを動かすと、操作対象を掴むことができます。この操作のことをドラッグと呼びます。
また、ドラッグ中に左ボタンの指を離すことをドロップと呼びます。
この一連の操作のことを ドラッグ&ドロップ と呼ぶので覚えておきましょう。

ドラッグ&ドロップ様々なシーンで使われることがありますが、主に操作対象を移動させたいときに使用します。
下図の例ではファイルをフォルダに格納しています。

ドラッグ&ドロップ(右クリック版)

上述の左クリックで解説しているドラッグ&ドロップの右クリック版です。
一連の操作自体は同様ですが、ドラッグの際はマウスの右ボタンを使用します。

左クリックと違い、ドロップした際にメニューが表示される特徴があります。

意外と知られていない右クリック版

🔰 スクロールボタン(ホイール)について

スクロールボタン

スクロールボタンはコロコロと指で前後に転がすことができるのが特徴です。
また、スクロールボタン自体を押し込んだり左右に倒すことができるものもあります。

例えばWebサイトなどで縦に長く伸びた画面があった時、画面横のスクロールバーをドラッグして下げて続きを閲覧しても良いのですが、スクロールボタンをコロコロ転がすことで画面を上下にスクロールさせることができるので大変便利です。

まとめ

パソコンの上級者になってくるとマウス操作はほどほどで、キーボードを多用するようになってきます。
いちいちマウスで操作するよりもキーボードによるショートカット操作を組み合わせて操作する方が圧倒的に効率が良い場面が存在するからです。
これができるようになれば初心者の域を脱したといっても過言ではありません。

しかし初心者のうちはキーボードによるショートカット操作を覚える必要はありません。自分で必要だなと感じた時に調べてみて身に着けていけば良いでしょう。