パソコンを買いたいと思ってはいるものの、初心者だからお店に行ってもどれが良いか全然わからないし、選び方はわかったけどその中でもオススメの機種ってないのかな?と思っていませんか?自分に合った1台のパソコンを探すのって、調査に結構パワーを使うんですよね。
本記事ではめんどくさいことは抜きにして、初心者はもちろん、ある程度パソコンを扱える中・上級者の方も納得のいく、今、オススメしたいノートパソコンを各メーカーから1機種だけを厳選して紹介します。この中から選んでもらったら大きな間違いはないと思いますよ。
パソコン歴20年の現役システムエンジニアが様々な視点から評価し、実際に秋葉原の店舗で触ってみて判断していますので参考にしてみてください。
オススメの基準(選定基準と利用目的)
以下に私が選ぶオススメのパソコンを紹介していきますが、まずはオススメするうえでの選定基準を明確にし、そのPCに適している利用目的について先にまとめておきます。
初心者を対象としているので、パソコンに高い処理能力を要求されるような使い方は除外しています。
選定基準
- 持ち運びに優れる薄型ノートパソコン
- 初心者でもわかりやすく「普通に使える」
- オールマイティに使える
- そのメーカーの中でもリーズナブルな値段
- カスタマイズモデル・即納モデルは問わない
適している利用目的
- Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint等)
- インターネット・メール・動画閲覧
- ビデオチャット(Web会議)
- 簡単な画像編集
- プログラミング
以上を基準としてオススメとなるパソコンを紹介していきます。
出来ないわけではありませんが、動画編集、DTM(楽曲製作)、重いゲームのプレイ、ゲーム実況の生配信といった特殊な作業にはやや不向きです。
理由としては、ノートパソコンだと画面が小さいこと(モニタを別で用意するなら話は別)、グラフィック処理性能が足りないこと(グラボを積んでいない)、CPUパワー(処理能力)が足りないこと、外部インターフェースの拡張性がイマイチであることが挙げられます。環境次第では全然やれなくもありませんが、いわゆる「初心者がフツーに使いたい」を主眼に置いていますのでご了承ください。
カスタマイズモデルの注意点
カスタマイズモデルのPCについても先に説明しておきます。
家電量販店等に置いてあって「これください」「はいどうぞ」とすぐに購入することができるPCのことを即納モデルと呼ぶ一方、店頭もしくは購入可能なWebサイトで自分である程度スペックを指定することができるかわりに納期が数日~数週間かかるパソコンのことをカスタマイズモデルと呼び、受注生産を意味するBTO「Build to Order」と呼ばれることもあります。
このため、CPU、メモリ、容量をはじめ、様々なオプションの有無をカスタマイズして発注することができるので余計なものをカットすることもできるし、逆に追加することもできます。
目移りして色々と盛りたくなるのはわかりますが、この記事で掲載しているスペックを満たしているならば余計なカスタマイズは不要です。カスタマイズするなら、オンボードのメモリやSSDなど、後から交換することができないものぐらいでしょう。ちなみに盛りすぎると金額がえらいことになることがあるので注意です。
また、Officeソフトの有無についてですが、初心者でなんにもわからないという方はMicrosoft Office Home&Businessがインストール済みのモデルを選んでも構いませんが、私は基本的に「Officeなしモデル」を推奨します。この場合、後から自分でMicrosoft 365を契約してMicrosoft Officeをインストールします。
Officeインストール済みモデルはこれ以上お金が発生せずにOfficeを使用し続けられるというメリットもありますが、Officeに新しい機能が加わった際にアップデートの対象外になる可能性があります。サブスク版のMicrosoft 365であれば常に最新版のMicrosoft Officeを使用することができますし、OneDriveというクラウドストレージが1TB付与されるという大きなメリットがあります。このため、年間更新のMicrosoft 365 Personalの利用を推奨します。
今買うならコレ!管理人が絶賛する1台
秋葉原まで直に足を運んでいろんなお店を物色してきました。
どれも優秀で甲乙つけがたいのですが、管理人が選ぶ3台は以下です。選抜した3台はメーカー別おすすめノートパソコンに載っているものと同じです。
ランキング1位 【デル (DELL)】
- 機種名:New Inspiron 14 Intel(Inspiron 14 5420)
- 型番:P157G
- CPU:Core i5-1235U
- 容量:SSD 512GB(M.2 PCIe NVMe)
- メモリ:16GB DDR4 3200MHz
- USB:Type-A×2、Type-C×1
ランキング2位 【ダイナブック (Dynabook)】
- 機種名:Dynabook RZ/L
- 型番:W6RZLV7CBL
- CPU:Core i7-1260P
- 容量:SSD 512GB(PCIe)
- メモリ:16GB DDR4 3200MHz
- USB:Type-A×2、Type-C×2
14インチなのに重量が940gしかなく非常に軽いです。有線LAN端子、HDMI端子、microSDカードリーダー、指紋認証センサーを具備しています。
2020年に東芝がシャープへ売却し、製品名だったダイナブックシリーズの名称がそのままメーカー名になりました。
ランキング3位 【ヒューレットパッカード (HP)】
- 機種名: HP Spectre x360 14-ea0000スタンダードモデル
- 型番: 14-ea0043TU
- CPU:Core i7-1165G7
- 容量:SSD 512GB(M.2 PCIe NVMe)
- メモリ:16GB LPDDR4x 3733MHz
- USB:Type-A×1、Type-C×2
見た目もカッコよく、キーボードの打鍵感も良いです。画面サイズが13.5インチで重量1.36kgなら妥当なバランスでしょう。Core i7搭載モデルの割にはコスパも良いと思います。microSDカードリーダー付きで、顔認証センサー、指紋認証センサーが搭載されています。有線LAN端子が存在しないので、有線接続時は変換アダプタが必要になります。
メーカー別おすすめノートパソコン
メーカー別でオススメ機種を選んでみました。各メーカーで価格が大分違いますが、その中でもなるべくリーズナブルなもので、機能面で充実しているものだけをチョイスしています。
カスタマイズモデルが多いので、公式Webサイトでの購入をオススメします。(リンクを載せています)
海外メーカー
海外メーカーはコストパフォーマンスに優れたモデルが多いです。国産メーカーにこだわりがなければ私は海外メーカーも視野に入れることをオススメしています。
デル(DELL)
- 機種名:New Inspiron 14 Intel(Inspiron 14 5420)
- 型番:P157G
- CPU:Core i5-1235U
- 容量:SSD 512GB(M.2 PCIe NVMe)
- メモリ:16GB DDR4 3200MHz
- USB:Type-A×2、Type-C×1
ヒューレットパッカード(HP)
- 機種名: HP Spectre x360 14-ea0000スタンダードモデル
- 型番: 14-ea0043TU
- CPU:Core i7-1165G7
- 容量:SSD 512GB(M.2 PCIe NVMe)
- メモリ:16GB LPDDR4x 3733MHz
- USB:Type-A×1、Type-C×2
見た目もカッコよく、キーボードの打鍵感も良いです。画面サイズが13.5インチで重量1.36kgなら妥当なバランスでしょう。Core i7搭載モデルの割にはコスパも良いと思います。microSDカードリーダー付きで、顔認証センサー、指紋認証センサーが搭載されています。有線LAN端子が存在しないので、有線接続時は変換アダプタが必要になります。
エイスース(ASUS)
- 機種名: Zenbook 13 OLED UX325EA
- 型番: UX325EA-KG809WS
- CPU:Core i5-1135G7
- 容量:SSD 512GB(PCIe)
- メモリ:8GB LPDDR4X 4266MHz
- USB:Type-A×1、Type-C×2
13.3インチの有機ELディスプレイ搭載により非常に美しい色合いで、目に害悪なブルーライトを軽減しています。重量も1.14kgと非常に軽く、13.5時間の長時間バッテリーも魅力です。
マイクロソフト(Microsoft)
- 機種名: Surface Pro 8
- 型番: 8PQ-00010
- CPU:Core i5-1135G7
- 容量:SSD 256GB
- メモリ:8GB
- USB:Type-A×0、Type-C×2
タブレットPC(2in1)の代表的な存在なSurface Proシリーズです。超軽量の891gは持ち運びにとても有利です。Home&Businessがインストールされているので、すぐにOfficeソフトを使うことができます。タブレットPCにあこがれている人にオススメしたいモデルです。
キーボード、スリムペンは別売りとなるので注意です。(ほとんどの人がセットで買います)
日本国産メーカー
国産メーカーは高品質でサポート体制が充実していることが第一に挙げられます。海外メーカーと比較して価格が高めに感じますが、それ相応にしっかりとした作りになっているので買った後でも安心できます。
富士通(FUJITSU)
- 機種名:FMV LIFEBOOK WU2/F3
- 型番: FMVWF3U27L
- CPU:Core i5-1135G7
- 容量:SSD256GB or 512 GB(PCIe)
- メモリ:8GB or 16GB
- USB:Type-A×2、Type-C×2
中に何も入ってないんじゃないか?と思うほど、とてつもなく軽いPCですので、軽さを追求したい方にオススメです。ちなみにこれよりもさらに軽い世界最軽量モデルもあります。(WU-X/F3)
カスタマイズモデルになるので、CPU、メモリ、容量は上のスペックになるように設定してください。
NEC
- 機種名: LAVIE Direct PM(X) 11th
- 型番: PC-GN245NYDS
- CPU:Core i5-1135G7
- 容量:SSD 256GB(PCIe)
- メモリ:16GB LPDDR4X SDRAM
- USB:Type-A×2、Type-C×2
2021年秋冬モデル。ThinkPad X13 Gen2をベースにしたタフボディで、机の高さからの落下試験にもクリアしており、防滴構造キーボードを搭載するなど堅牢性は抜群です。
クーポンコードが掲載されていれば使用することで大幅に値引きされるのがうれしいですね。
有線LAN端子がないため有線接続時は変換アダプタが必要です。
ダイナブック(Dynabook)※旧東芝
- 機種名:Dynabook RZ/L
- 型番:W6RZLV7CBL
- CPU:Core i7-1260P
- 容量:SSD 512GB(PCIe)
- メモリ:16GB DDR4 3200MHz
- USB:Type-A×2、Type-C×2
14インチなのに重量が940gしかなく非常に軽いです。有線LAN端子、HDMI端子、microSDカードリーダー、指紋認証センサーを具備しています。
2020年に東芝がシャープへ売却し、製品名だったダイナブックシリーズの名称がそのままメーカー名になりました。
パナソニック(Panasonic)
- 機種名: Let’s Note SV Series
- 型番:CF-SV2BRDCP
- CPU:Core i5-1155G7
- 容量:SSD 512GB(PCIe 4.0)
- メモリ:16GB
- USB:Type-A×3、Type-C×1
レッツノートといえばSVシリーズで、とにかく軽く、頑丈な作りで根強い人気を誇っています。電源が入っていない状態で高さ30cmからあらゆる角度からの落下にも耐え、電源が入っている状態でも高さ76cmから落下(底面方向)させても無事なほどタフボディです。
有線LAN端子、HDMI端子、ミニD-SUB15ピンが使用可能です。
まとめ
このオススメは私の主観が強いので、こだわりを持った人から見ればこのモデルを買うぐらいならこっちの方が~といった指摘を受けるかもしれません。しかし、オススメしている機種であれば大きく道を踏み外すことはないと思います。
そもそもパソコンは自分の利用用途に合わせて選べば良いだけです。見た目、性能、何を重要視されるかはわかりませんが、ご自身が思う最高の1台に巡り合えることを祈っています!!