ゲーミングPCの選び方

ゲーミングPCの買い方・選び方

このページのまとめ・結論

・やりたいゲームを基準にスペックを考えよう

・グラフィックボードはほぼ必須

・市販のゲーミングPCには地雷が紛れてることがあるから注意

PCでプレイするゲームというとコールオブデューティーなどのFPS、PUBG、フォートナイト、マインクラフトといったタイトルが有名ですね。
これらをPCでやろうとするとパソコンの性能不足でカクカク表示されてしまったりそもそも起動しなかったりといった事象に見舞われることがあります。

じゃあ高いPC買えばいいじゃんという話になるのですが、大半の人は予算の都合もあるでしょう。
それにやりたいゲームに対してパソコンがオーバースペック気味であればコスパも非常に悪くなります。(それでもいいというのなら止めませんが...)

最近ではゲーム実況やeスポーツの影響も取り沙汰されゲーミングPCを欲しがる若い子が増え需要も高まっているように思いますが、そんなゲーミングPCの買う際の注意点について当ページでは簡単に解説します。

「ゲーミングPC」と書かれたPCなら何を買っても良いの?

流行りのFPSをパソコンでやりたいなぁ。
あれ?なんかゲーミングPCでも安いのある!
ゲーミングPCって書いてあるしこれいいじゃん!!

待った!
スペックをよく確認せずに買ってはダメ!!

ゲーミングPCなら何でも良いのか?

結論から言いますが、答えはNOです。

最新のゲームは3DCG技術を駆使した綺麗な映像を売りにしているゲームが多く、これらのゲームをプレイするためにはそれ相応の性能のパソコンでなければ起動すらできないことがあります。
このため「ゲーミングPC」とうたって店頭に並んでいるPCは基本的に高性能なパーツを組み合わせて作られていることが多く、通常のパソコンと比べて値段が高くなりがちです。

しかしながら、ゲーミングPCとうたわれているパソコンでも、他のモデルと比較して安いものがあります。
そんなPCはスペックをよく観察してみてください。大抵どこかしらの性能が犠牲になっています。
よくある注意点を以下に簡単に挙げましょう。

ゲーミングPCの地雷ポイント

グラフィックボード(GPU)が貧弱

流行りの最新3DCGゲームを遊ぶためには、グラフィックボード(グラボ)がほぼ必須です。(後述参照
古いグラボやパワーが出ない貧弱なグラボが搭載されていたり、オンボードグラフィック(内蔵GPU)といってグラフィックの処理能力が低品質であったりすることがあります。
オンボードグラフィック=グラボなし という認識で良いと思います。(※厳密にはあります

CPUが貧弱

CPUが2,3世代ほど古かったり、エントリーモデル(基本性能を落とした低価格PC)に使用されるようなCPUが搭載されていることがあります。
可能であれば最新世代のCPUか1世代前のCPUで、IntelであればCore i5、できればCore i7以上を目安にしたいところです。(後述のやりたいゲームによる

メモリが貧弱

昨今のWindows10、Windows11搭載マシンではメモリは8GB以上があたりまえとなっています。
ゲーミングPCであれば16GB以上は欲しいところです。

メインストレージが貧弱

今のご時世で仮にもゲーミングPCとうたっているメインストレージがHDDであることはないと思いますが、メインストレージはSSD一択です。
容量が128GB程度だとゲームタイトルを数本程度しかインストールすることができない可能性があるので容量には余裕を持たせましょう。

また、SSDにはSATAとNVMeの接続方式がありますが、重いゲームをプレイされるのであればデータ転送速度が高速なNVMeで考えた方が良いでしょう。
SATAでも問題ないと言えば問題ないのですが、ゲーム起動時やローディングなどで差が出ると思います。


このようによほど気合の入った特売セールでない限り、地雷である可能性が非常に高くなりますので注意しましょうね。

プレイしたいゲームからPCのスペックを考える

ようやく本題になりますが、ゲーミングPC選びにおいては「プレイしたいゲームからPCのスペックを決める」が一番手っ取り早いです。

大抵のゲームは推奨環境が公式Webサイトに書かれていますから、その条件を満たすパソコンを買えば良いということになります。
また、アップデートなどによって推奨環境が変わることもありますし、他の最新ゲームに手を出したくなることもあるでしょうから、古い環境のギリギリのスペックではなく少しグレードアップした性能のパソコンを選ぶ方が良いでしょう。(後述参照

BTOか自作の場合、各パーツをカスタマイズできるので良いのですが、初心者でよくわからないという場合は「このゲームやりたいんですけど、環境満たしてるPCどれですか?」と潔く店員さんに聞いて各ブランドが出しているPCを買うのもアリです。
考えるのが面倒くさいなら、プレイしたいゲームをネット配信で実況しているプレイヤーからPC環境を聞き出して、丸パクリしても良いわけです。

スペックは若干高めで考えよう

ゲーミングPCではグラフィックボードが特に重要視される傾向にありますが、CPU・メモリもそれなりに重要な要素です。
当サイトで紹介している初心者向けのPCの買い方・選び方で、STEP.1 スペックの確認【必須】がありますが、現行のゲーミングPCとして利用するのであればここに書かれているものはグラフィックボードがついていないため下~中の下クラスのスペックと考えてください。

このページに書かれているスペックを参考にする場合、CPU・メモリについては一段階以上ランクが上のものを用意したほうが無難です。
プレイしたいタイトルが決まっているのであれば、レビューサイトなどでオススメのCPUのあたりをつけておくと良いです。

また、ゲームをたくさんインストールしたいということであれば、メインストレージのSSDも余裕を持たせて256~512GB以上あると安心できるでしょう。

グラフィックボード(グラボ)はほぼ必須!

グラフィックボード本体(GeForce GTX 1660 SUPER™ AERO ITX OC)

既に上記でも軽く触れていますが、ゲーミングPCにおいてグラフィックボードは必須と考えましょう。
流行りの最新3DCGゲームを遊ぶためには、グラフィックボード(グラボ)が決め手と言っても過言ではありません。
グラボが貧弱な場合、画面描画がもっさりした動きになったり、カクカクしたり、最悪ゲームの起動すらできないことがあります。

対戦ゲームが主体なPCゲームではコンマ1秒の判断で勝敗が分かつこともありますから、インターネット回線による遅延ならまだ納得いきますが、自分の操作に対して画面が遅れて表示されるといったことはもはや致命的でゲームになりません。
こういったことが起こらないよう高性能なグラボを搭載する必要があるわけですが、基本的には対象ゲームタイトルの推奨環境を満たしたグラボであればOKです。

しかしオンボードグラフィック(内蔵GPU)でもゲームの起動および通常プレイできるものも存在しますから、その程度のグラフィック性能を求められないゲームしかプレイしないということであればわざわざ高価なグラフィックボードを搭載する必要はありません。


ゲーミングPCが欲しいとなると、この他にもキーボード、マウス、ヘッドセット、ネット配信設備、はたまたゲーミングチェアなどにこだわりたくなってくると思います。
このあたりについては後からどうにでもなるので、まずはゲーミングPCを用意しちゃいましょう!