大学生向けUSBメモリの選び方イメージ

USBメモリ パソコン周辺機器

大学生向けUSBメモリの選び方!最新のオススメUSBメモリ

学園長

学園長

パソコン初心者アカデミー管理人
パソコン歴20年を超える現役システムエンジニア。社内ネットワーク・サーバー構築・運用のほか、ユーザー周りのサポートをこなすパソコン系何でも屋さん。趣味は釣り。好物は唐揚げ。
 ⇒詳しいプロフィールはコチラ

大学生になって自分のパソコンを買ったという人も多いと思いますが、データの保存先としてUSBメモリの有用性について気づいたものの、何を買ったら良いかわからないと困っていませんか?

そもそもUSBメモリっているの?いらないの?という疑問を持つ方もいると思いますが、結論から言えば「いる」です。

確かにUSBメモリの市場は広く、安くてコスパの良い定番の製品もあれば、ニッチではあるものの高性能な製品もありますが、パソコン初心者レベルの方だとどれを選んだら良いかなんてわからないですし、悩んでしまいますよね。

事実、そこまで高価なものではないとしても、適当に選んでしまうと使い物にならないUSBメモリをつかまされてしまいますので、慎重に選びたくなる気持ちはわかります。

本記事では大学生が持つにふさわしいオススメUSBメモリの選び方のほか、USBメモリについての簡単な解説や注意点などを織り交ぜてわかりやすく解説していきます。

過去に都内有名私立大学の情報センターで5年間の勤務実績があり、学生はもちろん教職員のサポートも手掛けてきた現役システムエンジニアが本記事を執筆しています。大学生に合ったUSBメモリについて熟知していますので、ぜひ参考にしてみてください。

大学生におすすめのUSBメモリだけを知りたいという方は目次から「大学生におすすめしたいUSBメモリ」まで飛ばしてしまってOKです!

そもそもUSBメモリとは?簡単なおさらい

まずは簡単にUSBメモリについておさらいをしましょう。きっと見たことがあると思いますが下図がUSBメモリです。シリコンパワー製の16GBモデルです。

usbメモリのイメージ
ぼくUSBメモリ

USBメモリとは、「USB」と呼ばれる接続端子に挿入して使用する、データを保存することを目的とした記憶装置のことを指します。ポケットにも収まるほど小型のため持ち運びが容易で、様々な形状・機能・性能を持つ製品が存在し、家電量販店はもちろん、コンビニエンスストアでも販売されています。

パソコン以外でも、プリンター、コンビニの複合機、スマートホン、カーオーディオ等と、様々な電子機器に対して広く普及している優秀な記憶装置です。

ちなみに「USBメモリ」や「USB」などと略されて呼ばれていますが、「USBフラッシュメモリ」が正式名称です。とはいえ、相手に伝われば良いと思っているので、当サイトでも馴染みのある「USBメモリ」と呼ぶことにしています。

容量?GBってなに?

市販されているUSBメモリには「容量」と呼ばれる記載があります。
容量に記載されている数値と単位が大きければ大きいほど保存できるデータ量も増加しますが、その分値段も高くなります。
パッケージには「●●GB」「●TB」と記載されていますが、これは情報の大きさを表す単位で、GBをギガバイト(GigaByte)、TBをテラバイト(TeraByte)と読みます。キロ(K)<メガ(M)<ギガ(G)<テラ(T)の順に1000倍(または1024倍)ずつ大きくなります。

「何ギガ?」とか「そのUSBメモリ大きさいくつなの?」と言われたら容量のことを言っているんだな~と思っておけばOKです。

大学ではUSBメモリが必須!必要な理由ってなに?

今はスマートホン・タブレット文化真っ只中なので、インターネットをするにしても自宅でパソコンを使う必要がありませんよね。こういった経緯も相まって、パソコンなんて中学高校の情報の授業ぐらいでしか使ったことがないという人も多いはずです。そんなパソコン初心者の方が、USBメモリがどういった場面で必要になるかなんて知る由もありません。

というわけで、大学生活においてUSBメモリが役に立つ場面について簡単にまとめましたよ。

大学生がUSBメモリを必要とするのはどんなシーン?

一般的に大学生がUSBメモリを使うだろうな~というシーンをまとめてみました。当たり前といえば当たり前のシーンばかりですね。

授業で使う

パソコンを使用した授業ではPC教室の学内PCを使用するケースも多く、授業で使用したデータの保存先としてUSBメモリがあると非常に便利です。

資料やレポート(課題)の保存先として使う

レポートといった課題や卒論などの保存先として使用されるケースがほとんどでしょう。
教授が指示した学習用Webサイトから資料をダウンロードするよう促されるケースも多いので、それらのデータの保存先として使用されることも多いです。

自宅PCと学校PC両方で作業できるようにするため

自宅で自分のPCでもレポート作成するし、学校のPCでもレポート作成したいという場面で大活躍します。レポートのデータをUSBメモリに入れておけば、学校のPC教室などに設置されている学内PCと自分のPCのどちらでもすぐ使用できるため、非常に使い勝手が良いという利点があります。
ノートPCの持ち運びが負担という方も、USBメモリならポケットにも入るサイズなので重さなんて全く気になりません。

サークルや部活動の活動データの保存先として使う

活動内容にもよりますが、サークル・部活での活動実績報告や予算のやりくり、新歓用のチラシ作り等とパソコンを使うシーンは意外とありますので、それらの保存先として便利です。

個人的にデータを保存したい時

レポート作成以外でも保存したいものがあればなんだって保存できます。スマホ内の写真画像や動画などの保存も可能なので非常に便利です。

友達とのデータ共有

学校で使う資料やレポートなどを友人と共有するにはUSBメモリはもってこいです。

一応老婆心ながら補足すると…最近ではコピペチェックツールなるものがあるので、友人からもらったレポート丸パクリで課題を提出するのはやめておいた方が良いですよ。

大学での使用に最適なUSBメモリの選び方・基準について

大学生が持つべきUSBメモリに焦点をあてると、以下のスペックを上回る製品を用意した方が無難です。デザインにつられて何も考えずにUSBメモリを選ぶと痛い目を見るかもしれないので気を付けてください。

何ギガが良いの?具体的な容量の目安について

32GBをオススメします。

大学生活・授業での利用目的だけを考えた場合、容量は16GBもあれば十分事足りると言えますが、16GBも32GBも大して金額に差がないですし、リカバリメディア等にも転用可能な32GBを推奨します。

USB規格はUSB3.0以上が必須!転送速度も重視する

パッケージにUSB 3.0、3.1、3.2と記載があるものを強く推奨します。

USB規格によってデータの保存にかかる時間が大きく変わります。
前身であるUSB2.0と現行で主流のUSB3.0を比較すると、転送速度でおよそ10倍近い差が生じます。小さいデータであれば気になりませんが、動画などの重たいデータを保存する際に顕著にその差が表れます。

紛失防止対策・セキュリティ機能は万全に!

パスワードがかけられる製品が望ましいです。
データの詰まったUSBメモリの紛失や、セキュリティについては万全を期しましょう!

USBメモリ本体にストラップを付けるためのストラップホールがついている製品もありますし、USBメモリを暗号化してパスワードをかけることだってできる製品もあります。

ちなみに昨今では個人情報の流出がニュースでもよく取り沙汰されていますが、その原因として抜群に多いのがUSBメモリの紛失です。(ハッキングを除く)
大学生だとこれまでに情報セキュリティについて学ぶ機会なんてほとんどないので、セキュリティ意識がまだまだ低いのは仕方ない部分がありますが、それでも何らかのデータが保存された記憶媒体の取り扱いには慎重であるべきです。

使い方に注意!悲惨な光景を何度も見ています!

私は大学の情報システム部門管理者の立場だったので、USBメモリにまつわる数々の悲しいエピソードを未だ鮮明に記憶しています。

以下で紹介する悲惨な状況にならないよう、しっかりと気を引き締めましょう。

USBメモリが壊れてレポート・卒論が提出できない

すいません!USBメモリの中に課題のレポートが入ってるんですけど、パソコンに挿すとエラーみたいなのが出ちゃって読み込めないんです。今日が提出日なので助けてください!!!
元データはちゃんとパソコンに保存しておかなきゃダメでしょ!!!

USBメモリが壊れてレポート課題が提出できないパターンは超あるあるです。
まずUSBメモリは持ち運びが多いため衝撃や外圧を受けやすく、その分壊れやすいという理由があります。また、学生だとITリテラシーが低いため、USBメモリへのデータ保存中に無理やりUSBメモリを引っこ抜いてしまうことがあり、これが原因で中身のデータが破損してしまうことも多々あります。

レポート程度なら「まぁドンマイ次頑張ればなんとかなるって!」で済みますが、卒論はもう本当にかける言葉がありません。学生の目は憔悴しきり、サポートセンターの机の上でうなだれる姿は、見るものすべてをもれなく負のオーラで包み込んでくれます。(割と迷惑)

悲しい出来事ではあるのですが、普段のレポート課題も含めると大体年に5~10人程度はやらかします。(学生数が多いのもあります)

この回避策として、元データは必ずパソコン等に保存したうえで、持ち運ぶことだけを目的としてUSBメモリを使いましょう。予備のUSBメモリがあると尚グッドです。

これは実際に何度も目の当たりにしているので本当に注意が必要です。他人事だと思わず肝に銘じておきましょう。

データ復旧ソフトを使用して、お目当てのデータを救出することができなくもありませんが、その成功確率は大体5割程度でした。ちなみにデータ復旧を専門にしている業者に依頼すれば、もうちょっと救出できる可能性が高くなると思います。もしデータ復旧を考えるならば、それ以上何もせずにすぐに有識者に相談しましょう。

PC教室にUSBメモリを忘れる&盗難

PC教室の忘れ物がマジで多いのですが、その中でもぶっちぎりで多かったのがUSBメモリです。

パソコンに挿したまま退室してしまい、次の授業で座った学生が「あ、挿しっぱなしじゃん!これもらっちゃおう!」と考える人も少なくありません。もちろん届けてくれる人も多いですけどね。

ちなみに無くすと中身が全部見られてしまいますので、覚悟しておいてください。
預かっていた遺失物のUSBメモリを取りに来た子には中身を言い当ててもらう形を取っていた為やむを得ず中身を簡単に確認していましたが、中には思いっきり個人情報が入っているデータや、❤SUKEBE❤な画像がたくさん入っているものもありました。

学生のうちはUSBメモリに保存されているデータなんてたかが知れていますが、社会人になると話が一気に変わります。もし会社で同じことをやらかしたら大変なセキュリティインシデントとして扱われ、始末書を書かされるレベルの出来事です。

そういうわけですから、紛失防止のためにストラップを付けたり、万が一無くしてしまった時のために暗号化してパスワードをかけておくといったことは重要ですよ。

大学生におすすめしたいUSBメモリ

安いからってAmazonで500円くらいのやつを買うのはNGです。
粗悪なチップを使用しているので壊れやすいですよ。

当サイトの別記事でオススメのUSBメモリについて紹介していますので、そこから選んで買ってもらったらOKです。上記で解説した基準をすべて満たしているので安心してください。

初心者でもわかる!USBメモリの選び方とオススメモデル【2022年最新版】

まとめ(筆者からの一言)

未だに大学は古い体質のせいでペーパーレス文化が進み切っていないため、基本的に提出物はWord、Excel、PowerPointなどを使用して作成したデータを印刷して提出するケースが多いといえます。しかし、デジタイゼーション(アナログからのデジタル化)への理解がある若い教職員が増えたことや、ITにおける時代の変遷もあり、昨今では作成したデータを指定した学内専用Webサイト等へのアップロードで管理したり、メールでの提出を求めたりする場合も多く、デジタル化もかなり浸透しつつあります。これらのデータを適切に保管するためにUSBメモリは一躍買っていますので、ぜひ有効活用してみてくださいね。

  • この記事を書いた人
学園長

学園長

パソコン初心者アカデミー管理人
パソコン歴20年を超える現役システムエンジニア。社内ネットワーク・サーバー構築・運用のほか、ユーザー周りのサポートをこなすパソコン系何でも屋さん。趣味は釣り。好物は唐揚げ。
 ⇒詳しいプロフィールはコチラ

-USBメモリ, パソコン周辺機器
-